FC2ブログ

さんたおむつ日記 その4

2005年10月14日 12:30

9月22日(木)

さんたの傷が開いてから3日。
当初は苦しそうなさんただったが、このところずいぶん落ち着いてきたようで、こちらも少し気が楽になってきた。
ただ、毎朝夕、散歩の後に先生のところでケアを施すため、僕とさんたとの早朝お散歩は「お預け」となったのが残念至極である。

さんたは僕に似て、夜寝るのがすごく早い。
19時半くらいに家に帰ってきても、もう寝てたりする。
ご存知だと思うけれど、さんたは「睡眠欲」を何よりも優先する子である。
僕が帰ってきて「ただいま」って言ったって、足は上げても目は開けない。
だから、さんたと僕の平日のコミュニケーションはもっぱら朝だけで、つまり僕にとって朝のお散歩はとてもとても大切なものである。
早朝の新鮮な空気とさんたとのお散歩が、僕のビタミンであり、東京という現代のソドムで働く原動力なのである。
それを取り上げられちゃうと…

もう、僕には会社をサボるしかないじゃないか。

というわけで、この頃はよく会社をサボっては、夕方くらいに家へ帰ってきた。
これも自分のため=家族のためと言い聞かせ、大して用のない取引先にアポを入れて外出し、そのまま直帰するのである。
自営業だったら絶対にこんなことできないよなあ、サラリーマンって良い稼業だなあ…とサラリーマンという道を選んだ自分を賢いと思った。

さて、この日は直帰ではなく普通に家に帰ってきたんだけれど、家に帰って来ると笑顔のさんたとヨメがいた。
切り取った腫瘍の検査結果「速報」が届いたのである。
検査会社からFAXで届いた結果を、ひとまず先生が電話で知らせてくれたのである。

検査会社の判断は、「良性」。
先生は検査会社の判断だけではなく、検査会社から送られてくるカットされた細胞を自分でも確認してから診断を下すので、最終的な結果は月曜日に細胞が届いてからのことになる。


ヨメは僕の顔を見るなり、「良性だって!」と叫んだ。
実を言うと、検査のことなんて、この3日のドタバタですっかり忘れていた。
傷口のことで頭がいっぱいになって、そもそもの腫瘍のことも忘れていたので、最初僕は「良性」と言われても、何のことかさっぱりわからなかった。

だ:え?何?
め:良性だって!
だ:は?リョウ…セイ…?
め:良性だって!!
だ:え?あっ、良性!?さんた、良性!?
め:そう!良性!
だ:やった…、良かった。。。

どう喜んでいいのか、わからなかった。
うれしいことはうれしいんだけど、それよりも、ほっとしたというか、全身から力が抜けていくような気分だった。
どんな顔をしたら良いのやら、涙があふれてきた。
ヨメも泣いていた。


さんただけは笑顔で、僕たちを見つめていた。
僕は最初っからちゃーんとわかってたんだよ♪、とでも言ってるみたいだった。


スポンサーサイト





コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://santadayori.blog62.fc2.com/tb.php/521-c6d9cde8
    この記事へのトラックバック


    最近の記事