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そろばん。その1

2009年06月26日 12:51

soroban.jpg



今はどうだか知らないけれど、

僕が子どもの頃は、そろばんを習うことは珍しくなくて、

むしろ習い事の定番のひとつでした。


僕も姉ちゃんの影響で習ってましたよ。


だけど、数ヵ月ですっかり飽きちゃいましたね。

よくある話ですが。


それでも、躾に厳しい僕の親は、

そろばんを止めることを許さず、

ずるずると中3の春まで続けていました。


一緒に通ってた友達は、5年生や6年生になると

どんどん止めていって、中学に入って気付いたら

そろばん教室には友達が一人もいなくなってました。


そんなこともあり、教室は週3回あったんですが、

ほとんどサボってましたね。

ちゃんと行くのは月に2回くらいかな。


何が悲しくて、

おはじきみたいなちっちゃいのを

パチパチやってなきゃいけないんだ!?

と思ってました。


でも、そんな僕にも、

忘れられないそろばんの思い出があります。



ある日、久しぶりに教室へ行ったんです。


そしたら先生が、

ご主人の転勤で横浜へ引っ越すことになったって言うんです。


来月の試験で教室は終わりだから、

大ちゃんの分も申し込んだと。


ガーン!とぶん殴られたような気分でした。


行けばいつも怒られまくってて…

パチパチやるのも性に合わないし、そろばん教室は嫌いでした。


でも、十にもならないチビっこの頃から通っています。


そろばん教室は、あるのが当たり前だし、

「たいぎぃのー」って言いながら、たまに顔を出すのが習慣で、

教室がなくなるなんて考えたこともありませんでした。


先生にも怒られてばっかりだけど、

でも親身になって僕のことを考えてくれる、

いわば親戚のおばちゃんみたいな感じでした。


だから、ショックでした。


もう終わりなんだと思うと、なんだか力が抜けてきました。


試験なんか受ける気にもなりません。


ちょうど、その頃はバンドにハマってて、

初めてのライブを控えてたんです。


そんなこともあって、またそれっきり教室へ行かなくなりました。


でも、試験の一週間くらい前になって、

久しぶりに教室へ顔を出したんです。


僕としては、最後のご挨拶くらいのつもりでした。


でも先生は、まったくやる気ゼロの僕に、

試験問題をやらせるんですよ。


まあ当たり前と言えば当たり前かもしれないけど、

合格の可能性はゼロですよ。


だけど、先生はやる気満々なんですよね。


まだ行ける、がんばれ!


という先生の顔を見てたら、

チビっこの頃からの思い出が次から次へと浮かんできちゃって、


よし、やれるだけやってみよう!


という気になってきました。



その日から特訓が始まりました。



その2へ続く




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